Casual Duel Consideration

遊戯王のカジュアル環境やデュエル動画についての考察記事を書いてます。

これからデュエル動画を始める貴方に。其の壱

2013年も残す所あと僅かですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

改めましてレオオオオオです。

 

一番最初の内容のある記事ということで、私がデュエル動画について最初に語りたいと思っていたことを書こうと思います。

内容的にはタイトルのとおり、デュエル動画を投稿したことがない人向けですので、既に投稿されている、あるいはされていた方にとっては至極当然の事しか書かれていないと思われるかもしれませんがご了承下さい。

 

今日の動画サイトには、様々なデュエル動画が投稿されています。

おそらく本ブログに足を運んで下さっている方には、よくデュエル動画を再生なさっている、あるいはいた、という方が少なく無いと思います。

 

そして動画を視聴していく中で「自分もデュエル動画をやってみたい」と思った方はかなり多いのではないでしょうか。

少し個人的な話をさせて頂くと、私自身かつてはさる方の動画を視聴して感銘を受け、動画を投稿していた時期がありました。

 

新たなデュエル動画が発足されることについては、デュエル動画というジャンルの活性化、ひいては遊戯王OCG全体の活性化に繋がる大変よいことだと認識しております。

 

ですが、ただ漠然とやってみたい、という感情だけで撮影、投稿された動画は、本当にいい動画にはなりにくく、結果として再生数の伸び悩みやコメントの批評など、動画を続けていくモチベーションの低下にも繋がる可能性が非常に高いです。

 

では、「本当にいい動画」とは何か、またそれを作るために何が必要なのかを3つの段階に分けてに考えてみたいと思います。

私はこれらを「企画段階」「撮影段階」「編集段階」と呼んでおりますので、便宜的にここでも同じ呼称を使わせて頂きます。

一度に全てを記事にするとかなり長い文章になってしまい、見て頂くのも大変になると思いますので、段階ごとに記事を作成しようと思います。ご面倒ではあるかと思いますが、お付き合い頂ければ幸いです。

 

企画段階

動画の方向性、意義を定める、動画の基盤となる部分がこの企画段階です。

動画をいいものにしていく上で大切な要素は、実際に撮影をする前のこの企画段階に半分以上が入っていると私は考えております。

この基盤が固まっていないと、「ただ遊戯王をしている風景を撮影しただけのもの」になってしまいやすく、視聴者側にとっては惹かれる要素がなくなってしまいがちです。

 

ではどうすればいいのか、というのは一口に言えるほど簡単な問題ではないのですが、先ずは「動画のコンセプトを明確に定める」というところから始まると思います。

コンセプトというと周りくどい言い方かもしれませんが、要約すると「その動画で見せたいこと、伝えたいことは何か」を決めるということです。

 

少し具体例を列挙すると「初心者に遊戯王のルールをわかりやすく伝えたい」「誰も知らないようなコンボを見せたい」「マイナーなデッキでも工夫すれば環境のデッキに安定して勝てると証明したい」「こういう遊び方もあるということを紹介したい」等、本当に様々なコンセプトが存在すると思います。

このコンセプトをどれだけ具体的に示すことができるか、またどれだけコンセプトに沿った内容にできるかが、いい動画にするための第一歩だと私は考えております。

ここで注意すべきなのは、あまりに漠然としたコンセプトは避けたほうがいいでしょう。抽象的すぎるテーマの中では様々な考え方が生まれやすく、個々の動画内容があまりにかけ離れすぎてしまう、視聴者が想像していた内容が実際の内容と異なるなど、誤解や対立が生まれやすくなってしまいます。

 

また「遊戯王の楽しさを伝えたい」というのはコンセプトには成り得ないと私は思っております。

どのデュエル動画においても、インターネット上に公開されている以上は遊戯王の楽しさを伝えたいというのは根底に存在するはずでしょうし、また「遊戯王の楽しさを伝えるためにはどういった動画にすればいいのか?」に自分なりの解答を示すのが「コンセプトを定める」ことに繋がるのではないでしょうか。

 

 

もう一つ大切な要素が「対戦相手」です。

遊戯王は対戦型カードゲームなので、当然ですがプレイヤーが2名必要になります。(ニコニコ動画には一人二役のデュエル動画を撮影されている方なども存在するようですが、特殊な例なのでここでは考慮致しません。)

基本的には身近にいる友人を誘って協力して貰う、という事になるのが最も多いと思いますが、この時に先程の動画のコンセプトをしっかりと相手に伝えるのがとても大切です。

そうすることで、ひとつの目標をお互いが意識しあうことになり、よりコンセプトに沿った内容の動画になりやすくなるでしょう。

また、コンセプトを話した段階で相手が気乗りしていないようでしたら、その人に出演して頂くのはできるだけ避けたほうがいいでしょう。

デュエル動画に限った話ではありませんが、「やる気の差」というのはチームでのプロジェクトにおいて最も亀裂を生じさせやすい要素です。

撮影に消極的な相手との対戦ではいい内容にはなりませんし、見ている側も、そしてなにより対戦している自分たち自身が楽しめないのでは、根底に存在するはずの「遊戯王の楽しさ」と矛盾してしまいます。

撮影に協力的になってくれて、最終的には動画について共に考えてくれるような、信頼して出演を任せられる相手を根気よく探してみて下さい。

 

 

企画段階において最低限整備すべきなのは、私個人は上記の2点だと思っております。他にも、動画の構成を決める、デッキを構築する等、この時点で出来ることは沢山あるとは思いますが、それらは個々の動画のコンセプトに合わせて、時には出演者と協力しながら、一つ一つ組み上げていくものですので、私からお話できる事はあまりないと思います。

 

以上、デュエル動画撮影の3段階の1つ「企画段階」についての話をさせて頂きました。

ここまで閲覧頂き真にありがとうございました。次回、3段階の2つ目「撮影段階」の記事にてまたお会いできることをお祈りしております。それでは。

 

其の弐「撮影段階」の記事はこちら