Casual Duel Consideration

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自由人デュエルオフ使用デッキその1【コアキメイル三太夫】

 

こんばんは、レオオオオオです。

先の自由人デュエル様のオフ会レポートにて告知していた、使用デッキのレシピを公開致します。

オフ会レポートの記事はこちら

 デッキレシピの一覧はブログ概要に纏めてありますので、そちらを参照下さい。

 

1つ目の使用デッキ【コアキメイル三太夫】のデッキレシピです。

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・リミットレギュレーション2014年4月1日~対応

■メインデッキ

・モンスターカード 合計18枚

《コアキメイル・ウルナイト》×3

《コアキメイル・クルセイダー》×3

《コアキメイル・アイス》×3

《素早いアンコウ》×3

《素早いモモンガ》×3

《素早いムササビ》×1

《コアキメイル・マキシマム》×1

《瀑征竜-タイダル》×1

 

・魔法カード 合計17枚

《コアキメイルの鋼核》×3

《コアキメイルの金剛核》×3

《禁じられた聖槍》×3

《炎舞-「天キ」》×2

《コア転送ユニット》×1

《死者蘇生》×1

《大嵐》×1

おろかな埋葬》×1

《貪欲な壺》×1

《月の書》×1

《RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース》×1

 

・罠カード 合計4枚

《激流葬》×2

《聖なるバリア-ミラーフォース-》×1

《転生の予言》×1

 

エクストラデッキ 

エクシーズモンスター 合計15枚

 《No.64 古狸三太夫》×2

《ガチガチガンテツ》×1

《魁炎星王-ソウコ》×2

《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》×1

《ジェムナイト・パール》×1

《ラヴァルバル・チェイン》×1

《ダイガスタ・エメラル》×1

《No.101 S・H・Ark Knight》×1

《恐牙狼 ダイヤウルフ》×1

《No.50 ブラック・コーン号》×1

《交響魔人マエストローク》×1

《カチコチドラゴン》×1

《CNo.69 紋章死神カオス・オブ・アームズ》×1

 

デッキの運用

《No.64 古狸三太夫》を主軸としたデッキです。

このモンスターにはレベル2の獣族モンスター×2という少々厄介な素材制限があるので、《素早いアンコウ》からレベル2の「素早い」を2体展開してエクシーズ召喚を狙います。

《素早いアンコウ》を墓地に送る手段としては、手札からは《コアキメイル・アイス》《瀑征竜-タイダル》《コア転送ユニット》、デッキからは《瀑征竜-タイダル》《おろかな埋葬》《ラヴァルバル・チェイン》を状況に応じて使い分けていきます。

「コアキメイル」を組み合わせた理由としましては、

1.容易にランク4エクシーズ召喚を狙うことができる

2.攻撃力の高い特殊召喚モンスターが存在する

3.手札の《素早いアンコウ》を墓地へ送ることができるカードが存在する

等があります。

1については前述の《ラヴァルバル・チェイン》の他、《No.64 古狸三太夫》と並べると相手のカードのみ破壊できる《恐牙狼 ダイヤウルフ》、墓地に落ちた「素早い」や《コアキメイル・ウルナイト》を再利用できる《ダイガスタ・エメラル》、手軽にATK3000を立てられる《No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング》、適当なランク4をATK4000の《CNo.69 紋章死神カオス・オブ・アームズ》に変換できる《RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース》らを使用できるため、《No.64 古狸三太夫》との相性が良好と判断しました。

次に2については、《No.64 古狸三太夫》の能力を最大限に活かすには攻撃力の高いモンスターを自分から率先して立てる必要があるため、ATK3000、通常召喚権を消費しない、《コアキメイルの金剛核》で必要な時に用意することができ、おまけに相手の邪魔なカードの破壊効果も備える《コアキメイル・マキシマム》に着眼致しました。

3については、デッキに《コアキメイルの鋼核》が存在する限り1ターンに1回手札を墓地へ送ることができる《コア転送ユニット》、相手モンスターを除去しながら《No.64 古狸三太夫》の召喚を狙うことができ、水属性であるため《瀑征竜-タイダル》のコストにでき、《コアキメイル・ウルナイト》《コアキメイルの金剛核》で手札・デッキから用意できる《コアキメイル・アイス》が適任と判断しました。

「コアキメイル」の下級モンスターは単体でのビートダウン能力も高いため、《No.64 古狸三太夫》の召喚を狙えない・狙う必要性が薄い場面においてもある程度安定した立ち回りができる事も魅力です。

また《RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース》は、《ラヴァルバル・チェイン》を経由して《No.64 古狸三太夫》を出した後、非力なチェインをATK4000に変える事で戦闘能力を向上させ、相手の場が空であればATK4000が2体並ぶので1ターンキルも可能となります。《ラヴァルバル・チェイン》を出すために必要なのが《コアキメイル・ウルナイト》と《コアキメイルの鋼核》ですので、これら3枚のカードで1ターンキルを実行することができます。

このうち「コアキメイル」2枚は豊富なサーチ手段が存在し、相手の場にモンスターが存在しても、それが特殊召喚したものであれば《コアキメイル・ウルナイト》から《コアキメイル・アイス》を特殊召喚することで除去能力を使用できるため、一見した印象よりもゲームエンド能力は高いです。

その他、《影武者狸トークン》の戦闘補助や相手のバックの回避に利用できる《禁じられた聖槍》《月の書》、前述の《ダイガスタ・エメラル》と同様の役割が持てる《転生の予言》《貪欲な壺》等を採用しております。

 

デッキの弱点

先ず最初に挙げられるのが、デッキの始動の大半を《コアキメイル・ウルナイト》が担っているため、これ及び効果の発動に必要な《コアキメイルの鋼核》が手札に揃わないと戦闘能力がかなり低下します。

幸い、先のPRIMAL ORIGINにて《コアキメイルの金剛核》というサーチ、バック・自壊回避を1枚でこなせるカードも登場したため、《炎舞-「天キ」》《コア転送ユニット》らと併せればかなり高確率で両者を揃える事ができますが、それでも絶対ではないため、初期手札、ドローによって動きが左右されやすいデッキです。

次に、《No.64 古狸三太夫》のエクシーズ素材となる「素早い」モンスターが4枚、つまり通常では2回《No.64 古狸三太夫》を召喚できる下限数しか採用していないため、手札に来る等でデッキに存在する「素早い」の数が減ると実質的に《No.64 古狸三太夫》召喚の回数も減ることになります。

それらを防ぐための各種回収カードですが、何れも墓地からの回収しかできないため、回収の確実性に欠け、《ダイガスタ・エメラル》は出す余裕が無い、《貪欲な壺》は発動条件を満たせない恐れがある・ドローしたカードに「素早い」が含まれる可能性がある(《ダイガスタ・エメラル》も同様)、《転生の予言》は罠の遅さと「回収しかできない」点が欠点となるなどそれぞれ微妙に異なる弱点があるので、油断は禁物です。

そして、《No.64 古狸三太夫》を召喚することができても、相手モンスターの攻撃力をこちらが越えられない場合、《影武者狸トークン》では相打ちにしかならないため、大体の場合相手としては大した痛手にならず苦戦は必死です。

それらの相手に対抗するため、各種除去カード及び《禁じられた聖槍》《月の書》らが存在しますが、戦闘にせよ効果にせよ「破壊」による除去が中心なので、永続的な破壊耐性を持つモンスターは相手にできません。

特に、戦闘・効果両方の破壊耐性を持ち、《禁じられた聖槍》による弱体化も実質無力になるうえカジュアルでは遭遇率もそれなりに高い《魔王龍 ベエルゼ》は天敵と言えます。

また魔法、罠による破壊耐性の付与も中々曲者で、《進撃の帝王》を軸とした最上級モンスター主体のデッキ等も苦手な相手です。

現在はこれらの破壊耐性に対応するため、バックを《強制脱出装置》《次元幽閉》《ブレイクスルー・スキル》等に変更することを検討しています。

それ以外にも当然ではありますが《No.64 古狸三太夫》の効果を無効にする《エフェクト・ヴェーラー》《スキルドレイン》等を受けると、自身は弱小モンスターでしかないため返しのターンになすすべもなく破壊されてしまいます。

今回のオフ会では《D-HERO Bloo-D》のデッキと対戦する機会があり、辛酸を嘗める事となりました。

 

このようにカバーしきれていない部分もまだまだ多数あるデッキですが、《No.64 古狸三太夫》は私としても登場当初から愛用してるカードでありますので、これからも研究を続けるつもりでございます。

《No.64 古狸三太夫》の効率的な出し方、有効な運用方法等がありましたら、是非意見交換をさせて頂きたいので、御一報下されば幸いでございます。